ジョーの養女が殴打事件の被害者に。

拳銃による射撃を、上司の係長にきびしく叱責された経験をもつ主人公の佐竹亨が、市民、家族、同僚の安全を守るために、それが必要と判断されたときには、躊躇せずに引き金を引けるかどうか…という問題から生まれるサスペンス。

出色の脚本を得て名プロデューサー復活の狼煙を上げるはずが、誤算続きのピーター・ダルース。

放送作家の立花が大井町駅で電車を降りた直後、車両が轟音とともに爆発した。

第21回『このミステリーがすごい！』大賞・文庫グランプリ受賞作です。

怒濤のどんでん返し、一気読み注意!! 強盗犯により密室と化す病院。

私はかつて「僕」だった。犯すべきでない罪を犯した。

9.11から一年後のアメリカ。右翼の秘密クラブを監視する任務に就いていた捜査官が消息を絶った。

カリブ海の朝7時、試合が始まった――。

酷暑にあえぐ8月のニューヨーク。

夫を亡くした妻たちには 人には言えない秘密がある。

東洋の富の一大拠点・香港。その返還を前に、永い眠りから覚醒するかのように突如浮上した、返還に関する謎の密約。

信じられない幸運だった。サッカーくじで10万4千ポンドが当たったのだ。

下町のアパートの一室で、顔を潰された身元不明の死体が発見された。その部屋に住んでいた若い夫婦は行方不明。

平和なダウンタウンで起きた、ライフル狙撃による無差別殺人。容疑者は6時間後に特定された。

不眠、減量苦、レース中の死亡事故、謎の転落死…… どん底に落ちた男が復活を遂げた時――事件は起こった。

両親を事故で亡くした女子大生・笹木唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。

俺が祖国を救うのだ。運命の朝、男は上空の黒点に照準を合わせた―。

空襲の焼け跡にある空き家へ行き、指定の時刻ちょうどにランタンを灯してほしい。

毎週土曜、午後一時。レオノーラは、かつての恋人である青年実業家ガイ・カランとランチデートをするのが習慣だった。

親友の自殺は自分のせい。悲しみに暮れる可奈子の携帯が着信した。

造園業を営む平凡な男ミッチにかかってきた電話。それが彼を地獄の底に突き落とした。

1958年のNY。元CIAの腕利き工作員ウォルターは、欧州から愛するマンハッタンに帰ってきた。

戸鹿野智貴、28歳。若きカリスマ経営者と言われる彼は、女と旅行に行った異国の地で、薬物密輸の疑いで逮捕される。

中東平和会議に出席するイスラエル代表団を乗せ、エル・アル航空のコンコルドはニューヨークへ向かっていた。

戦後のわが国に紹介されたミステリ作家のなかで、もっとも広く歓迎されたサスペンス・スリラーの第一人者ウィリアム・アイリッシュの傑作の粋を集めた待望の短編集。

ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。

読者をあくことなく欺きつづける多重構造。あなたもまた、作者の術中に?第4回日本推理サスペンス大賞佳作。

横浜パイレーツの監督・高橋のもとに突然送られてきた謎のFAX。そして不可解な死、死。

無実の死刑囚、死なせてなるものか――。

軽井沢にほど近い、別荘と住宅が混在する静かな森の一画。

あと数カ月で、彼女は殺人者になる――世界27カ国が戦慄した結婚生活。

心の平静を求め、シエラネヴァダ山脈にある修道院に滞在していたオッド・トーマスは、12月の深夜、ボダッハ“悪霊”を発見した。

1991年、湾岸戦争の末期。三人の傭兵がクウェートの砂漠で戦闘機に襲われ、瀕死の状態に陥った仲間を二人が置き去りにした。

テロリスト集団との息詰まる神経戦。NY市警が誇る凄腕人質交渉人シュレーダー警部の様子がどこかおかしい。

耳について離れない名前「バーソロミュー」とは、犯した女が産んだわが子のことか?モラルなき怪物・ジュニアの激烈な思い込みは、息子への殺意に彼を駆り立てる。

猟区管理官ジョー・ピケットの留守電に、知人のファーカスから伝言が残されていた。

ドイツから命懸けでマドリードに戻ったイギリス秘密情報部員・ヴァジニアは、陸軍参謀本部情報将校・北都昭平への置き手紙だけを残して姿を消す。

高校生のレッドは友人3人、お目付役の大学生2人とキャンピングカーで旅行に出かけた。

クールな女に変身したはいいけど、釣りあげたのはとんだロマンスと殺人事件!? 顔・髪型・服装すべてが地味でさえない図書館司書デイジー。

アサド・ハリール―“獅子(ライオン)”の異名をとるリビア人テロリスト。

ゲレンデの下に爆弾が埋まっている―― 「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。 年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。

東京ベイエリアの地下に、長々と横たわる水のネット・ワーク。少年が連れ込まれたのも、光の乏しい水脈の袋小路だった。

父から「悪の欠片」として育てられることになった僕は、「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。

生きるため、他人になりすましてきた“わたし”。

昭和14年、上流家庭の人妻と平凡なサラリーマンが恋に落ちた。

「復刊ドットコム」で絶大な支持を得た傑作サスペンス、待望の文庫化！ 1954年、イギリスの名門パブリック・スクールで学ぶ14歳の気弱な少年ジョナサンは、同級生ばかりか教師にまでいじめられ、つらい日々を送っていた。

テキサスのさびれた鉱山の町インフェルノの郊外に空から巨大な黒いピラミッド状の物体が落下した。

フリーターの秋川瑞希は、テレビプロデューサーの叔母から、霊能力者・エステラの通訳兼世話役を押しつけられる。

小説講師として才能のない生徒の面倒を見る作家ジェイコブ。

刑事たちは呆然と、眼の前で展開されている活人画を凝視した。床の上には、男の射殺死体が横たわっている。

友紀は幼い頃、殺人を目撃するが、殺し屋は彼女の命を奪わずに去る。月日は流れ、高校生になった友紀は、偶然、殺し屋と再会。

法廷を舞台に渦巻く陰謀、緻密な頭脳戦、前代未聞の巨額訴訟の幕が開く!新人弁護士・水戸裕介のもとに事故死した夫の損害賠償を求める妻が訪れる。

「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。

ポートランドの弁護士ベッツィは破格の報酬で、建設会社の社長から、起訴された時には弁護するよう依頼された。

NATOの核ミサイルを強奪しようと企む過激派たち。その陰に恐るべき謀略が…。

新進作家・待居涼司の小説の映画化に、奇才・小野川充が監督起用される。

20年前に湿地で起きた連続殺人の悪夢が再び――　過去と未来を行き来する本格サスペンス　クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。

ローマで女子学生が失踪した。

捜査中、頭に銃弾を受け生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾。

日本企業ナカモトがロサンジェルスに建てた超高層ビルで、美人モデルが殺された。

飛行中の大型旅客機に異常事態発生!緊急着陸した旅客機の内部は壊滅的な状態だった。死者2名、重軽傷者多数。

忍海愛（おしみ・あい）は海上保安庁はじめての女性潜水士で”海蝶”と呼ばれる。

1915年、辛亥革命から4年。革命政権は崩壊、軍閥は政敵を次次に暗殺し、政権を強奪した。

ホワイトハウスの暗い内懐に存在する、超危険人物が記された極秘名簿“暗殺リスト”。

ひょんなことから、三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。

爆発は右前輪の真下で起きた。爆風は運転席を直撃し、彼女をばらばらに吹き飛ばした。

1972年春、警視庁に出向していた真栄田太一は本土返還が迫る琉球警察本部に帰任する。

雨に濡れた場末の路上に横たわる女は、無残にも喉を切り裂かれていた。彼女の名前はシシリー・タワーズ。

盛岡で古書店を営む結城恒一郎の姪・怜の意識の中には、交通事故をきっかけに甦った江戸時代の天才人形師・泉目吉が棲んでいる。

イヴは、ニューヨークの路上のゴミ容器に押し込められた若く美しい女性の他殺体を発見した。

刑事たちの昭和は終わらない。 真犯人が見つかる、その日まで。

夜10時。TVの人気討論番組の生放送が開始された。

「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい」。

法を超えた捜査機関それは正義か、強欲か?犯罪組織のブラックマネーを狙う“ブラックチェンバー”にスカウトされた警視庁の河合は、違法取引を追うべく台北、バンコク、東京へ。

エルサレムの丘でアラブ人らしい少女の全裸死体が見つかった。切り刻まれ、入念に洗い浄められて。

火星治安管理局の水島は、バディの神月璃奈とともに、凶悪犯ジョエル・タニを列車で護送中、奇妙な現象に巻き込まれ、意識を失った。

陸の孤島・藤ヶ谷台村にピクニック気分で訪れた高校生・智樹たちは驚愕の事件に巻き込まれてゆく。

私たちの冒険は続く――「死」が二人を分かつまで。 親友の名前はトランジで、私はピエタ。

ニューヨークの分署勤務の美しい女性捜査官アマリリス・コルトレーンが殺害された。

島に現れた巨大カマキリと連続自殺事件を結ぶ「鍵」とは? 荻原版「ジュラシック・パーク」ともいえるサスペンス長編。

亀戸で複数の死傷者を出した無差別殺傷事件が発生。犯人の深瀬という男は逮捕後、「死刑になりたかった」と供述している。

暴力をふるうようになった恋人と別れたい(「泥棒猫貸します」)。

家族思いなエイダンは実は連続殺人犯で、次の獲物、レイチェルを監禁している。

イヴとロークは、ロークが所有する劇場のこけらおとしに来ていた。

ドロドロに液体化した男性の遺体が都内で発見された。 死亡した男性は坂口の学者仲間・古屋教授。

【『深海のYrr』の著者が放つ壮大なるサスペンス・ドラマ】 国際ジャーナリストのハーゲンは、アフガニスタンの取材で失策をおかしてからすっかり落ちぶれていた。

平均海抜1メートルの島嶼国家ヴァヌーツは、水位の上昇によって居住地が失われることを恐れ、地球温暖化の元凶として、最大の二酸化炭素排出国アメリカを提訴すると発表した。

盛岡市にある喫茶店・ドールズ。

ロークのもとで働く若者が首吊り自殺を遂げた。口には笑みが張りついていた。

愛する息子が殺された。 犯人として逮捕されたのは、息子の妻・想代子の元恋人。

美千代は人間嫌いの図書館司書。英国人の夫と離婚して帰国した女流翻訳家、真樹子と知り合って初めて心の交流を持った。

こんなはずではなかったのに――　 ふとしたきっかけが恐怖の落とし穴の始まりだった。

野球好きな少年が、父親とキャッチボールをする。 しかもその父親はプロ野球選手であり、少年にとって憧れの存在でもある。

「おれ、人、殺っちゃうかもしれねぇ……」 窓際新聞記者・岩田修一郎のもとにかかってきた一本の電話が、すべての始まりだった。

私のすべてが覗かれている!大学の仏文教師ジェーンに小包が届いた。中身は作者不詳の原稿「ジェーンに起きたこと」だった。

脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。

中絶手術で患者を死に追いやった容疑で産科医が逮捕された。

急死したニューヨーク市警の刑事フランクは、だれからも好かれる人物だった。